
洋題: PERFECT DAYS
製作: 2023年 / 日本・ドイツ
監督: ヴィム・ヴェンダース
出演: 役所広司 / 柄本時生 / 中野有紗 / アオイヤマダ / 麻生祐未 / 石川さゆり / 田中泯 / 三浦友和 / 水間ロン / 原田文明 / 三浦俊輔 / 古川がん / 深沢敦 / 田村泰二郎 / 甲本雅裕 / 研ナオコ / 長井短 / 犬山イヌコ / モロ師岡 / あがた森魚 / 片桐はいり / 松金よね子
視聴元: Amazon Prime
収録時間: 124分
<あらすじ>
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。
<感想>
東京都内の17カ所の公共トイレを世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースがそのトイレを舞台に描いた。2023年のアカデミー賞では国際長編映画賞でノミネート、同年のカンヌ国際映画祭では男優賞を受賞している。監督・プロデュース・脚本はヴィム・ヴェンダース。出演は「THE DAYS」の役所広司、柄本時生、中野有紗、麻生祐未、石川さゆり。
今回のお話は・・・ドラマ
トレイ清掃業をする平山のドラマ。アマプラの新作一覧にあったので鑑賞してみました。洋題ですが、邦画のジャンルにしてます。
毎日同じルーティンで働く平山はトイレ掃除をし日々の暮らしの中で小さな幸せを見つけるのが好きだった。ほんの些細な事でも大事にし寝てるときは写真でも撮るかのように記憶にしまっていく。
えーっと、セリフは殆どなく、役所さんが黙々とトイレを綺麗にしてきます。無口だけど薄情でもなく(後輩にお金貸したり)心優しいところは伝わるし、気になる人はチェックしてる(ホームレスとか)。あと〇✕ゲームを返したりと洒落っけもないこともない。
そうなると平山の過去やこれまでが気になるのにその辺の描写がないです。はい、ええ。とても残念です。姪っ子が家出してきて面倒を見るんだが、妹は運転手付きの高級車乗りでお土産まで持参してる。どうやら元々の生活は良かった感じだよねぇ。
トイレはデザイナーズトイレっだけど、やっぱりエピソードが弱いねぇ。同じルーティンで帰ると銭湯に行ってちょい飲み、たまにスナック、古本屋とカメラの現像、コインランドリーを回ります。姪っ子と一緒に銭湯に行ったときの番台や常連さんの顔見た?「あ、あの人、女の人連れてる奥さんか子供か、愛人か?」って頭巡らしてるのが伝わるんだから話広げろ!東京のトイレなのに綺麗すぎてつまらんわ!酔っ払いサラリーマンから話広げろ!後輩彼女(候補)との話広げろ!仕事のヘルプさんと何かしら話広げろ!公園のOLと話広げろ!
2時間ほど役所さんの演技で何とか持たせたけど、もっとよくできたはずだよ。ホントすげぇよ。
オススメ度(★☆☆☆☆)好き嫌いがはっきりする作品
トイレの神様はいるかもしれません。
”10段階の9っす”